サンゴの白化
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1998年の高水温による白化。写真は
すべて10月に撮影したもの。このあと
褐虫藻がもどることはなく、白化したサ
ンゴのほとんどすべてが死んでしまった
。褐虫藻は30度を超えるとサンゴから
ぬけはじめ、32度となると急速に抜け
出す。また、水温だけでなく太陽光も関
係するようだ。二段に重なったテーブル
状のサンゴの上は白化しても、下はな
んともないというのを見かけるが、これ
は紫外線や熱線の影響と思われる。照
明の下に手を置くとじりじりと熱くなって
くるのと同じだ。また、扇風機の風を当
てれば多少は和らぐだろう。潮通しの良
いところより、内湾などのサンゴの影響
が大きいのはこのせいだろう。

下の写真は、すでに死んでしまったサ
ンゴにコケがつきはじめたところ。何が
おきたのかわからずに、その上を泳ぐ
デバスズメがなんとも哀れだ。2001年も
高水温の影響があったという。どうなっ
ているのか心配だ。
一年もすれば瓦礫となってしまう 哀れなデバちゃん
右はコブハマサンゴ左下シライトイソギンチャク エダ状ミドリイシ
白化に種類の差はないようだ 太陽光をたくさん受ける形状のテーブルは影響が大きい
褐虫藻が抜けるとじつにに綺麗だ。
昨年の夏も,沖縄の漁師さんがサンゴがどんどん綺麗
になっている、と言っていたそうだ。それって・・・・
マリンアクアリストがはじめてこれらのサンゴに遭遇した
数年前、それが白化だと知っていた人がどれだけいた
だろうか。
ハナヤサイサンゴ
枝タイプのウスエダミドリイシ ショウガサンゴ
ツツミドリイシ ミドリイシの一種
はて? このサーモンピンクはハイマツミドリイシか?
キクハナガサ テーブルも
青の色素を持った白化個体と持たない白化個体 エダも
白化はミドリイシだけでなく、褐虫藻を持ったすべての生
物に起こる。白化したイソギンチャクのその後はどうなっ
たのだろうか。そしてクマノミは・・・
もとは全体に少しグリーンがのったかんじ かな
もとは茶ベースの先グリーン これぞシライトまっ白け
これも白化です こちらもまけずにまっ白け
ハナサンゴ ナガレハナ
ツツウミズタ
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